子どもの習い事の中で、今でも根強い人気のそろばん。
できるだけ子どもに良い教育を選びたい親としては、何歳ぐらいから始めるのが良いか気になるところですね。
そろばん経験者の親としては、やるなら小学1〜2年生ぐらいに始めるのがおすすめです。
なぜ、小学1年〜2年ぐらいなんでしょう?
この記事では、そろばんを始める最適な時期と、その理由を具体的な事例を交えて詳しく解説します。
そろばんは小学校1-2年から始める! おすすめの理由
私自身は小学2年の終わりから、そろばん教室に通い始めました。
でも自分の子どもには、小学1年から通わせるつもりです。
経験者が語る小1でおすすめする理由は、算数の授業との連携が関係します。
メリットは筆算の勉強と同時進行
筆算は小学2年生から習いますよね。
脳の成長には個人差がありますが、筆算と同時にそろばんを学ぶことで多角的な理解が進み、異なる複数の視点から数の捉え方や数学の理解を促せます。
そろばんは視覚的や触覚的に操作して理解するのに対し、筆算は記号的や抽象的に理解する方です。
算数には答えは一つだけど、答えの導き方は色んな方法があることを理解できます。
九九と同時で奥行きのある理解に
こちらも筆算と同じ理由で同時進行のメリットもあげられます。
そしてもう一つのメリット。
そろばんの掛け算や割り算には九九を使って計算します。
1年からそろばんを始めて、そろばんで掛け算や割り算を始める頃は、2年生の九九を覚え始める頃。
九九を覚えながら、そろばんでも応用することで覚えも早くなります。
また、例えば6×6=36が、そろばんで6の足し算を6回繰り返すのと同じだと知るなど、数字の概念も広げることに役立ちます。
九九は音やリズムで最初に覚えますよね。
そろばんでは、数字を抽象的にとらえたり、具体的にとらえることで、奥行きのある理解になり地頭も良くなります。
年中や年長で始める場合の違い
もちろん、そろばんを始める年齢によって、学習ペースや設定する目標が異なってきます。
先生や教室でも異なりますが、年中さんではそろばんを使って数を数える。
またビーズを動かしながら指を動かす練習や、ビーズを見て数を理解する時間になるでしょう。
年長さんになって1〜10までを理解できたら、20や30、十の位と一の位を覚えて、そろばんの基礎を覚えます。
何歳から始める?年齢別の学習方法の注意
そろばんは、始める年齢によって学習方法も異なります。
年中から小学2年生の4年間では、集中力や学力もかなりの差がありますよね。
高学年だと筆算もできます。
そろばんを習い始めの基礎学習のとき、指の動かし方を覚える前に暗算で答えてしまったり、簡単な問題を指で弾く煩わしさから、そろばんを好きになれない子どももいます。
年中から始める場合は数字に慣れる・楽しむ
習い事を始めるのは、早ければ早い方が良いと思います。
しかし、そろばんや数字に早く慣れすぎると注意したいことも。
小学校で算数を学ぶ前に、大きな数の計算がそろばんで出来てしまうと、筆算や九九のルールを無視し、頭の中のそろばんで計算してしまう子どももいるようです。
高学年以上の学校の授業には、九九や筆算を応用できる基礎が必須です。
そろばんを年中(4-5歳)で習う場合は、数字に慣れる、数字を楽しむことをメインにやっていきましょう。
そろばんは算数とは別物として高学年から
今度は高学年で、そろばんを始めた場合。
既に筆算や頭で計算する癖や学力があるため、そろばんの基礎練習をおろそかにして、そろばんの操作方法や基本の計算手順が身につかない場合があります。
高学年から習う場合は、何度も指練習をして基礎をしっかり体に叩き込むぐらいでないと、ちゃんと上達しません。
その場合、算数とそろばんを別物として考えられる中学生や高校生ぐらいから始めた方が良いかもしれません。
そろばんを習うならどっち?
今はそろばん教室に通わなくても、オンライン教室も多くあります。
教室に通うと、手を触れながら珠の弾き方を教えてもらえますし、オンラインだと自宅の安心感と通学の時間やコストが抑えられます
ご家庭の状況やお子さまがどちらを希望するかで選択するのが良いと思いますが、
個人的には、パソコンやタブレットに慣れるためにも、オンライン教室を選ぶと思います。
おすすめは小学校の入学前後
この記事では、そろばんを始める最適な年齢とその理由を解説しました。
おすすめは、小学1年〜2年の6歳〜7歳ぐらい。
小学校の算数のレベルにあわせて筆算と九九を同時に学習できる方が良いですよ。