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そろばん先生
フラッシュ暗算をビジネスに活かしたアラフォーのそろばん経験者&そろばん啓蒙活動家。社会人生活で「そろばんやってて良かった」と思える日々の実体験をベースにお伝えします。
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うちの子、算数が苦手かも…

- 計算ミスが多い
- 文章題になると手が止まる
そんな様子に気づいて、不安になっていませんか?
小学生の算数は、つまずきをそのままにすると苦手意識が強くなりがち。
でも今のうちに、サポートできれば、自信を取り戻すことは十分できます。
算数苦手をサポートする
そろばん教室
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数字のインプットが変わる“そろばん”
この記事では、小学生の子どもが「算数が苦手そう」と感じたときに、親ができることをわかりやすく紹介します。
声かけの工夫や、家でできる取り組み方など、明日から使えるヒントが見つかります。
ぜひ最後まで読んでみてください。
↓好きな所だけ選んで読めます↓
なぜ小学生で算数苦手になるのか?
小学生の中には、「算数が好き!」という子もいれば、「算数はどうしても苦手…」という子もいます。
ある調査では、小学生の好きな教科1位が算数(24.6%)、同時に嫌いな教科1位も算数(23.0%)だったそうです。
調査:学研教育総合研究所
それだけ、算数は子どもによって得意・不得意が分かれやすい教科だといえます。
では、どうして算数が苦手になる子がいるのでしょうか?
まずは、その“つまずきの原因”を見てみましょう。
小学生が算数を苦手に感じる理由のひとつは、「しっかり理解できていないまま、次へ進んでしまうこと」
算数は、前の内容がわかっていないと、次の内容がもっと難しくなる教科です。
たとえば繰り上がりの足し算が十分に理解できていないまま次の単元に進んでしまうと、つまずきがどんどん大きくなります。
また、文章題では読み解く力と計算のスピード・正確さが両方求められるため、苦手意識を持ちやすい単元でもあります。
たとえば、お子さんが「引き算が苦手」と感じていても、よく聞くと繰り下がりがうまく理解できていなかったというケースがよくあります。
また、文章題が解けない子どもには、「問題の意味がわからない」と感じている場合もあります。

これは計算力だけでなく、言葉で考える力(論理力)が影響しているのです。
だからこそ、まずはどこでつまずいているかを知ることが、算数克服の第一歩です。

まずは苦手の原因をはっきりさせることで、正しい対策を取れるようにしましょう
「できること」から自信をつける
算数の苦手を克服するには、まず子どもが“できる”と思えるところから始めることが大切です。
いきなり難しい問題に取り組ませると、子どもはますます「自分にはできない」と思ってしまいます。
反対に、少しでも「できた!」という体験があると、算数への気持ちが前向きになります。
小さな成功体験の積み重ねが、自信につながるのです。
たとえば、九九が苦手なら、まずは1の段・2の段など覚えやすいところから。
引き算でつまずいている場合は、答えが10までの簡単な計算から練習するのがおすすめです。
「全部できなくてもいい、ちょっとできればOK」という雰囲気で取り組むと、子どもも安心してチャレンジできます。

最初の目標は「得意にすること」ではなく、「嫌いにさせないこと」。
小さな「できた!」を大切にして、子どものやる気を育てていきましょう。
親の声かけで「安心感」をつくる
子どもが安心して算数に向き合うには、親の声かけや関わり方がとても大事です。
間違えたり分からなかったりしたときに、怒られたり否定されたりすると、子どもは「もうやりたくない」と思ってしまいます。
逆に、安心できる環境があると、子どもは少しずつでも前向きに挑戦するようになります。
たとえば、子どもが計算を間違えたとき、「なんでできないの?」ではなく、「ここまで合ってたね」「がんばってるね」と途中の努力を認める声かけが効果的です。
結果よりも、考えたプロセスをほめることで、子どもは安心し、自信を持てるようになります。

「正しくなくても大丈夫」という空気をつくることで、子どもは安心して考える力を育てていけます。
日常生活に「楽しい算数」を取り入れる
算数が苦手にならないためのコツは、机に向かう「勉強」だけにしないこと。
遊びや生活の中で、自然に数や計算にふれることが大切です。
苦手意識がある子にとっては、ずっと机で勉強するのはハードルが高く感じます。
たとえば、買い物や料理の中で、こんな声かけをしてみるのもおすすめです。
- これとこれを買ったら、いくらになる?
- これ買うのは、1000円で足りるかな?
- この野菜を3人分に分けたら、どうなる?
こうした日常のやりとりを通じて、子どもは楽しみながら自然と数にふれることができます。
また、パズルやボードゲーム、トランプなども、楽しく遊びながら計算力や考える力を育てられます。
日常の中で算数にふれる時間を少しずつ作っていくことで、子どもは自然と「数に強くなる」環境に慣れていきます。

「楽しい」と感じることが、何よりの成長のきっかけですね。
苦手なポイントを一緒に見つける
子どもの算数嫌いを克服するには、どこでつまずいているのかを一緒に見つけることが大切です。
「算数が苦手」といっても、原因は子どもによってさまざまです。
- 簡単な計算ミス
- 文章題がわからない
- 図形が複雑
苦手なところがはっきりすれば、どうやって対策するかも考えやすくなります。
反対に、わからないまま進んでしまうと、子どもはどんどん自信をなくしてしまう。
たとえば、引き算でつまずいている子は「繰り下がり」が理解できていないだけのこともあります。
そんなときは、無理に難しい問題を解かせるのではなく、わかるところまで戻ってあげるのが効果的です。
また「図形は得意だけど、文章題は苦手」といった子もいます。
そんなときは、得意なところを伸ばしながら、苦手な部分を少しずつカバーしていくのが効果的です。

子どもの「わからない」を責めずに、一緒に見つけてあげることで、子どもは安心して“分かる”体験を積むことができます。
実は、算数が苦手な背景には、「脳のインプットの仕方」に関係しているケースもあります。
どんな子が、どこでつまずきやすいのか。
さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
教材・アプリ・そろばんで楽しく補強
苦手克服のためには、子どもが楽しく続けられる教材やツールを使うことも効果的。
「勉強しなさい」と言っても、子どもにやる気がなければ続きません。
でも、アプリやそろばんなどを使えば、遊び感覚で自然と計算力が身につきます。
楽しさと学びを両立できるのが、家庭学習の強みです。
たとえば、タブレットで使える「そろタッチ」は、ゲーム感覚でそろばん式暗算を鍛えられる人気のアプリです。
実際に使った親御さんからは「無理なく取り組める」「デジタル世代に適している」といった声も。
また、昔ながらのそろばんも根強い人気があり、今でも多くのそろばん教室が運営されています。
数を“目で見て操作する”感覚が身につくため、暗算力や計算のプロセスを理解する脳に良い習い事です。
アプリやそろばんなら、「やらされる勉強」ではなく「自分からやりたくなる学び」につながります。

子どもが楽しく学べる環境づくりが、苦手克服への近道です。
継続のカギは「安心できる家庭の雰囲気」
算数の苦手克服で一番大切なのは、子どもが安心して学べる家庭の雰囲気。
学びは続けることが何より大切です。
でも、「ちゃんとやりなさい」とプレッシャーをかけすぎると、子どもは算数を“イヤなもの”と感じてしまいます。
安心できる環境があるからこそ、子どもは前向きにチャレンジできるのです。
たとえば、毎日5分だけでも親子で一緒にプリントをやる、「今日もがんばったね」と声をかける。
それだけで子どもは「見てもらえている」と感じて、自信につながります。

大切なのは完璧を求めることではなく、小さな一歩を一緒に喜ぶことです。
まとめ:どうすれば克服できるか
小学生が算数を苦手に感じるのは、ごく自然なこと。
でも、早い段階で気づき、家庭で少しずつフォローしてあげることで、子どもは自信を取り戻し、前向きに学べるようになります。
もう一度、克服のための7つのステップを振り返ってみましょう。
- 苦手の原因を知る
どこでつまずいているかを見つける - できることから始める
小さな成功体験が大事 - 安心できる声かけを意識する
「どうしてできないの?」はNG - 日常に算数を取り入れる
遊びや生活に“数”を見つけよう - 一緒に考える姿勢をもつ
子どもと並んで苦手と向き合う - 教材やツールを活用する
楽しく続けられる工夫を取り入れる - 家庭に安心感をつくる
勉強よりも、まず「気持ちの土台」から
どれもすぐにできることばかりです。大切なのは、完璧を目指すことではなく、「できた!」という気持ちを少しずつ育てていくこと。

親のちょっとした関わりが、子どもの未来を大きく変えることにつながるんですね。